人気ブログランキング | 話題のタグを見る

hi everyone!    代官山徒歩3分、恵比寿徒歩5分にある英会話スクール「English Artwork(イングリッシュ アートワーク)」の講師、島村直美 Naomi の日記です。 i hope you enjoy reading it! :D


by naomishimamura
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

Seasons of Love... I love that stuff

Seasons of Love... I love that stuff_f0055087_2331081.jpg

映画版「RENT」、遅ればせながら クローズ前にあわてて観てきました。

正直いつも 舞台ミュージカルの映画化は期待しないけど、この「RENT」はすごかった!


あのリアリティ・・・1990年のニューヨーク。エイズ。ドラッグ。。。

舞台版を何度も観て思い描いていた景色がそこにありました。

これって 稀にみる、舞台を観た人こそが より楽しめる映画かも?

だって、マークもロジャーもエンジェルも、舞台キャストメンバーがそのままスクリーンで動いてる! しかも本物の背景つきで!

10年前の初演時のオリジナルキャストだから さすがに年をとった感は否めなかったけど

それでも あの作品世界の独特の雰囲気は 彼らじゃなかったら作り出せなかったんじゃないか・・・と思います。


そして、ただ今「蝶々夫人」モードの私、「RENT」との共通点をたくさん発見。

「RENT」が、オペラ「蝶々夫人」の作曲で有名なプッチーニの もうひとつの名作 「ラ・ボエーム」を下敷きに書かれたお話というのは周知のこと。

それ以上に特記すべきは、ふたつとも

「限定された時代の、特殊な場所だからこその人間模様」

が描かれている、ということです。


今よりも「エイズ」という言葉が「死」と直接的につながって 人々に恐怖を与えてた時代。

エイズ患者への差別も決してめずらしくなかった時代。

その頃のニューヨークの若いアーティストたち。

「RENT」の舞台になったアルファベットシティは、私がニューヨークを訪れた昨年もまだ

危ないから絶対行かないように・・・って言われてました。(もちろん行かなかった。)


そして蝶々さんも、現代の私たちからすると 「何も死ぬほどじゃないのに・・・」とか

「あんなアメリカ人の男にだまされてバカねぇ」となりがちですが、

本当にあの時代背景をわかっていたら、そうではないことが身にしみてわかるはず。。。



・・・と、こんなことを興奮気味に話していたら、現「蝶々夫人」クラスのメンバーが

次は「RENT」をやりたい(!!!)と言い出した。。。


「キャバレー」やった時にも思ったけど、健康的な人が多いフィニックスで、唯一

退廃的な雰囲気を醸し出す このTuesdayの人々(笑)。

彼らにならできるかも?!


実現したらいいな☆
by naomishimamura | 2006-06-20 00:30 | 映画・TV